今までは病院や専門クリニックで泊りの検査が必要でした。その際に概ね保険診療費+個室費用で3~5万円かかりました。当院では在宅PSGを導入しております。診療費は保険点数にて3割負担で約1.2万円程度となります。
〚睡眠時無呼吸症候群と糖尿病の関係について〛
・2型糖尿病患者さんの4~8割にSASが潜んでいると言われています。
→成人男性では2~3割、成人女性では1割程度です。
・日本人は太っていなくてもSASになりやすく肥満でなくても、いびき、無呼吸、日中の眠気がある場合は検査をしてみましょう。
→日本人は欧米人より顎が小さく、後傾であるため。
・寝ている間に血糖値が高くなりやすいと言われています。
→無呼吸により低酸素血症となるため全身にストレスを受けます、このため血糖値を下げるインスリンの効果が低下します。CPAPなどの治療が必要なSAS患者さんが将来糖尿病になる確率はそうでない人の1.6倍程度と言われています。
当院で睡眠時無呼吸症候群と糖尿病をしっかり治療していきましょう。
≪CPAP療法に関して≫
機械を使った治療に対して不安になることもあると思います。CPAP療法を行っているクリニックは多数あるかと思いますが実際に指導する医師がCPAP療法を行っているケースは少ないと思います。
この治療は実際に使用してみないと指導しづらいものです。マスクの種類や特性、また圧力の調整、呼吸が吐きづらいのか吸いづらいのかなど患者様の状況によって調整できることも多くあります。実際に私が使用している機器はフィリップス:ドリームステーション→現在はレスメド:スリープメイト10です。マスクはウィスプを使用しています。使用率はほぼ100%です。
これまでに多くの睡眠時無呼吸症候群の診断と治療(CPAP導入やオーラルスプリント紹介)に携わって参りました。当院では簡易検査を行い診断します。重症度によってはPSG(ポリソムノグラフィー)が行える施設への紹介を適切に行います。
睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気やいびき以外にも重症を放置していると高血圧症・2型糖尿病・心不全・不整脈・虚血性心疾患・脳卒中の原因となる場合がありますのでしっかり治療をする事をお勧めします。
また下記エスワープ眠気尺度(ESS)問診票にて11点以上ある方は受診をお勧めいたします。
0~5点:日中の眠気少ない
5~10点:日中軽度の眠気あり
11~:日中強い眠気あり
*THe Epworth Sleepiness scale 改変
取り扱い 提携会社
帝人(TEIJIN)
フィリップス
フクダ
チェスト
小池メディカル
ゾーン(在宅PSG)
*多数と提携しており転院時もスムーズです。